64.ぎょえー


上司への説明は緊張する、多かれ少なかれ緊張する。そういうものだ。
俺はエンジニアでもクリエイターでもないから、
説明しなけりゃ社会的な存在価値はない。
また、判断をする立場でもない。そんなに偉くない。判断を仰ぐ立場だ。
だから説明力こそが大事な能力である。
俺がゆとりと呼ばれるようになった学生時代から、その能力のことを
コミュニケーション能力なんて言うようになって就活市場では特に持て囃されている。
説明力は大事だ。だけど、その説明にこぎつける積極性も大事だ。
その積極性も含めてコミュニケーション能力なんだろうと社会人になって実感している。
学生時代に合コンや暇つぶしのようなサークル活動に取り組んでいたような奴らが、
この能力にめっぽう強いのは確かだ。そしてよっぽど頭が悪くない限り社会に適応できる。
そんなスッと相手の懐に入り込んで勝手に仲良くなれるような連中に、
陰キャラは対峙しなければならない。
でもそれで勝利を得たならば、それはそれで面白いものだとおもう。

俺の上司、それもかなり上位の上司は、それで勝利を得てきた側の人間だと思う。
全くプライベートを話さない。飲み会でも寡黙。必要最低限のこと以外は話さない男。
今年度から俺の直属の上司になったが、直接会話する機会は今までほとんどなかった。
しかし、今日、今年度も残り1ヶ月だが、1対1で仕事の話をすることになってしまった。

「密かに憧れていました。握手してください!資料の裏にサインしてください!」

とめっちゃ言いたかったが、そんな勇気は当然ない。
むしろめちゃくちゃ緊張してしまって説明がしどろもどろになってしまった。
質問も鋭くて矢のように飛んできたが、満足に答えられず、わりとマジでへこんだなあ。
でもこんな若造に対しても真剣に話を聞いてくれて、やっぱ素敵な人だと思った。
今週末は飲み会で同席できるので楽しみである。
ああいうタイプはムッツリの可能性大だからその手の話題を酒の勢いで何とかしたい。
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Private :

No title

素敵な上司がいるということは素晴らしきこと。
いつか、きっと思いを伝えられるのでは
ないでしょうか。

>全くプライベートを話さない。

ちょっと本題とはそれますが、自らのことは
秘密にしておいたほうが、魅力は保たれる
ことも多いと私は考えます(異性に対しては特に)

男は自分の自慢やいろいろなことを女性に
教えたがるものですが、全てを女性に知ら
れた時点で、相手からの興味は失われると
思うのです。あ、くどいですけど、私見です(強調)

No title

>神田さん
たぶん私の上司として居るのは今年度か来年度までなので、そのうちにできるだけ親しくなれたら良いなと思います。

なるほど。俺が女なら同意見かもしれないです。
ただ俺の場合、秘密にしておかないと薄っぺらさがバレてしまうので、あんまりペラペラ自分のことを話さないように気をつけています。笑
このブログは別ですけど。
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